永田不動産株式会社 永田不動産株式会社

トップインタビューの内容は「週刊新潮」2022年12月26日発刊新年号に掲載されたもので、情報はその時点のものです。

「ソーコのナガタ」と親しまれ、250棟を所有
事業用不動産賃貸で地域の繁栄に貢献


創業以来、地域貢献を重ね、地元からの信頼をベースに事業を拡大
深谷市の活況を託されたアウトレットモールの用地取得にも尽力

永田不動産株式会社 代表取締役社長 永田勝彦
永田不動産株式会社
代表取締役社長
永田勝彦

 埼玉県北西部の深谷市に、国内10カ所目となるプレミアム・アウトレット「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が2022年10月20日にオープンした。店舗面積約2万7500㎡、関越自動車道花園ICからすぐという好立地もあって、年間650万人の集客見込みと、県北西部の観光客数を引き上げる効果が期待できる大型施設である。
 三菱地所がこの一帯の用地取得にあたって、農家から土地を借り受ける際、深谷市市長の相談を受けて、実現に向け尽力したのが永田不動産株式会社の代表取締役社長の永田勝彦氏だ。
 永田社長が大手証券会社での勤務を経て、永田不動産を設立したのは1968年。当初は不動産の売却を主業としていたが、地元企業や事業者からの要望もあり、店舗や倉庫、工場などの事業用不動産賃貸に事業形態を転換。不動産賃貸を主業として拡大したため業績が安定し、現在は賃貸物件を250棟所有するまでになっている。

忠恕の心を信条とし地域の発展にも貢献

プレミアムアウトレット周辺には永田不動産が所有する新しい賃貸倉庫や店舗が点在する。プレミアムアウトレット周辺には永田不動産が所有する新しい賃貸倉庫や店舗が点在する。

永田社長:「始まりは1戸の貸家でした。そこから貸倉庫を1~2カ所作ったところ、立地の良さや価格の安さ、堅牢さなどが評価され、貸倉庫業が広がっていきました」
 コロナの影響はこの地域にもまだ大きくおよび、商売が続けられないという店などが出てきた。そこで、永田不動産はその店が所有する土地と建物を購入し、その物件を賃借するリースバックを行ってきた。この一年は、そうした案件が増えてきたという。
永田社長:「土地や建物を売却した店側は資金を手にでき、賃借物件へそのまま入居して店を続けることもできます。当社にとってリースバックは主業ではありませんが、地域の方々を支えるのは、私が大事にしている『忠恕の心』からです」

 自分の良心に忠実で、他人に対しても深く思いやりを持つという「忠恕の心」は、同じく深谷市生まれの渋沢栄一が大事にしていたことでも知られる。また、同社の売上高は年間約16億円と、収益は市内でトップクラス。その永田社長が信条としているのが、五省(謙譲の心、謙虚な心、尊敬、感謝、反省)に加えて誠実さだ。
永田社長:「倉庫も店舗も『貸している』ではなく『お借りいただいている』のです。だからていねいにリノベーションをして、借主さんにきれいな状態でお渡ししています。もちろん賃料についてもお客様に喜んで利用していただけるように提示させていただいております」
 埼玉県宅地建物取引業協会支部の相談役や川本町議会議長、ふかや市商工会理事などを歴任、現在は市議4期目となる永田社長。さらに深谷花火大会の実行委員会最高顧問を務めるなど、地域にも骨身を惜しまず貢献し続けている。

Profile Data

永田不動産株式会社

所在地:埼玉県深谷市田中2542-1
電話:048-583-2095
設立:1968年9月
事業内容:貸倉庫業、建築工事など