アールイークリニック銀座 アールイークリニック銀座

トップインタビューの内容は「週刊新潮」2023年12月27日発刊新年特大号に掲載されたもので、情報はその時点のものです。

がんの早期発見と治療の最前線


先進的ながん検査を行うアールイークリニック銀座。がんのリスクを早期に見極め、新しいNK細胞療法によりがんリスクの低減を図る

アールイークリニック グループ会長 古賀祥嗣
アールイークリニック
グループ会長
古賀祥嗣

 東京・銀座で再生医療、内科、泌尿器科などを診療しているアールイークリニック銀座。同クリニックは2022年より、がんの早期発見を行うテオリア検査(※1)を開始。検査で早期にがんリスクを見極め、リスクを低減させるNK細胞を強化した細胞療法(※2)も開始した。
 がんは早期発見が治療後の生存率に影響を与える。現在の医療ではX線、 MRI、 CTなどの画像診断でがんを発見することがベースになっている。
「がんは0.5~1㎝の大きさにならないとCT、MRIなどの画像診断では発見が難しい。ところが腫瘍の大きさが1㎝大のがんは既に10億個のがん細胞の塊でできています。特に膵臓にできるがんは、症状が出にくく発見が遅れがちになるため、発見された時点で5年生存率はステージ1でも約40%、ステージ4では約1%とかなり厳しい。しかし、がん細胞の塊が100万~1000万個くらいの画像や内視鏡で見つけられない段階で発見できれば、早期にがんの治療に着手することができます。当院では、その早期がんのリスクを見極めるテオリア検査を行っています」とアールイークリニックグループの古賀祥嗣会長は語る。

膵臓がんをはじめ6種類のがんリスクも検査

 がんのリスクを見極めるキーとなるのが、すべての細胞が血中に分泌するエクソソームといわれる細胞外小胞である。エクソソームはその細胞に由来するたんぱく質などを含むため、がん細胞から放出されるエクソソームを検出できれば、がんの早期発見につながるということだ。
「腫瘍マーカーや画像診断より早く、エクソソームはがんを検知できることが注目されています。つまり、今までの画像検査は、早期に発見したときでも既にステージでいうと1の状態でしたが、テオリア検査では、がんの芽の状態を発見でき、将来のがんリスクがわかるのです」と検査の概要を説明する古賀会長。
 現在、同院では、膵臓、肝臓、食道、胃、大腸、胆嚢の6種類のがんの検査ができ、最終的には肺がんなども含め14種類のがんの早期診断を行う予定だ。同院では、検査で高リスクと診断された方に治療を検討してもらう。
 このリスクを低減させる治療が当院で開発、特許化したスーパーNK細胞を用いた治療法だ。この治療はがん細胞を攻撃するNK細胞を活性化したものと、古賀会長は説明する。
「これまで当院の検査でがんの高リスク患者の治療では、ほとんどの方がリスク数値を下げています。早期にがんになるリスクを見極めて、リスクを低減するという、画期的ながん予防医療を提供しています。早期にがんがみつかれば、今後、手術や放射線療法、抗がん剤化学療法といった体の負担になる治療法が少なくなる日が来るかもしれませんね」と古賀会長はがん治療の将来を語る。


Profile Data

アールイークリニック銀座

本社:東京都中央区銀座1-5-8 Ginza Willow Avenue BLDG 8階
電話:03-3528-6788
https://recl-ginza.com/

※1 テオリア検査(テオリアサイエンス社が開発したエクソソームを用いた膵臓がんと消化器がん早期診断)各1回55,000円。
※2 スーパーNK細胞療法1クール550,000円。いずれも自由診療。(1検査と細胞療法合計額605,000円)